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ガオ (都市) : ウィキペディア日本語版
ガオ (都市)

ガオ (Gao) はマリ共和国の都市であり、同国ガオ州の州都である。ニジェール川沿いに位置する。人口は2005年時点で57,978人〔Communiqué du Conseil des ministres du 3 janvier 2007〕。
== 歴史 ==
その歴史の大半において、ガオはサハラ縦断交易で盛んだ交易都市トンブクトゥジェンネと並ぶ貿易、学術の中心地の一つであり、ソンガイ帝国の首都であった。

ガオは7世紀前後に''カウカウ (KawKaw) ''という名で建てられた。記録に残る都市の最初の王はツァー王朝 (:en:Za Dynasty) を立てたカンダ王 (Kanda) で、ツァー王朝は後のソンガイ帝国の前身である。カンダ王はサハラ縦断交易路の商人の立ち入り及びベルベル人の居住を認め、都市の発展を確かにした。ツァーコッソイ (Za Kossoi) が1009年にイスラム改宗した後、交易はさらに盛んになった。
1325年、ガオはマリ帝国に制圧されるが、アリ・ゴロン (Ali Golon) によって奪回されソンガイ帝国の支配下に戻る。15世紀後期、スンニ・アリ (:en:Sonni Ali) の治世下においてガオはソンガイ帝国の中心都市となり、7万人の人口と千隻の舟を擁するまでになったが、1591年にモロッコの侵略を受け都市は大きく破壊された。その後、ガオは再び栄えることなく小さな町として存続し、20世紀早期にフランスの支配下になり、港が拡張され殖民基地が設立された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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